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阪神淡路大震災から20年 

避難所船構想実現のステージへ 

―シンポジウム開催― 

日台科学技術交流セミナー事業が採択 - 2006.8.18

 

 

(財)交流協会が募集していた平成18年度日台科学技術交流セミナー事業に『災害時医療における船舶の活用に関する日台国際セミナー』(申請者:井上欣三教授)の実施を申請していましたが、(財)交流協会よりとても興味のあるテーマであり是非実施してほしいとのメッセージ付きで採択の 連絡を受けました。

平成19年1月12日(金)~14日(日)に神戸大学海事科学部においてセミナーの開催が予定されています。このセミナーでは、日本側は神戸大学海事科学部、台湾側は台湾海洋大学校が基幹校となり、セミナーには、台湾海洋大学校から学者5名を、そして、台湾の透析医療界から医師5名、合計10名を招聘します。そして、日本側からは日本透析医会を中心に医療関係者、薬剤、医療機材の実務関係者に加え、船舶関係者など多数の参加が見込まれています。

1995年に阪神淡路大震災によって受けた壊滅的な被害、交通網の麻痺を教訓として、日本では神戸大学海事科学部「海上支援ネットワーク」と日本透析医会「災害情報ネットワーク」が提携し、災害時に維持透析を必要とする患者を近郊都市に船舶を用いて搬送する構想がすでに「災害時医療支援船事業」として具体化しています。 この活動成果を、日本と同様に島国且つ地震国であり、また、1999年に巨大地震によって大きな被害を受けた台湾の船舶・医療関係者と分かち合うことによって、台湾国内での独自の「災害時医療支援船事業」の立ち上げと、緊急時においての国際的な船舶利用による支援ネットワークの確立を目指すことを目的としています。 そして、このセミナーでは、神戸大学海事科学部と台湾海洋大学校、日台両国の透析医療界が共同し、災害時における慢性腎不全患者への維持透析支援に船舶を活用するアイデアについて、セミナー形式により医療、船舶、患者のそれぞれの視点から、最新の研究や現状の活動報告、討論を行うとともに、周囲を海に囲まれた島国ならではの取り組みとして、この「災害時医療支援船事業」活動を日台両国間で意識を共有し、技術の移転をはかります。

 

海外招聘者用 (Word) 国内参加者用

国際活動 - 2006年度