(井上先生の定年退官(2009.3月末日)後における「新現役」としてのご活躍の様子をお知らせするページです)

2016年 山縣勝見賞受賞決定

2016年 山縣勝見賞受賞決定

2016年5月17日

山縣記念財団は、2008年に設立者の名前を冠した「山縣勝見賞」を創設し、海運を中心とする海事交通文化の研究及び普及発展に貢献した人を顕彰してきましたが、このほど「2016年山縣勝見賞」の受賞者として井上欣三神戸大学名誉教授の選考が決定したとの連絡がありました。
併せて、事務局よりこの選考結果は新聞に掲載され、受賞式は7月22日(金)海運クラブで行われる予定です、との報告がありました。

≪功労賞≫ 井上欣三氏

受賞者略歴:
1968年神戸商船大学航海学科卒業、日本郵船(株)入社。神戸商船大学で商船学修士、京都大学で工学博士を取得。神戸商船大学副学長、神戸大学海事科学部学部長等を歴任し、現在、神戸大学名誉教授。

受賞理由:
海上交通工学、港湾計画、操船に関する分野において安全評価、安全管理に関する技術開発を中心に多くの業績を残した。

選考に際し考慮された事項として、

主な表彰歴:

日本航海学会優秀論文賞受賞7編、TransNav2007国際会議においてベストペーパー賞、日本船舶海洋工学会関西支部長賞(2009年)、住田正一海事奨励賞(2011年)の受賞などがある。

学会活動:

2002年に日本航海学会会長に就任。2007年にTransNav Honorary Fellow、2015年に日本船舶海洋工学会終身会員。また、2002年より英国王立航海学会アソシエイトフェローも兼任。国際海事大学連合(IAIN, International Association of Maritime Universities)の活動コンセプトを提案し事務局として設立に貢献。その他幾多の大学間国際共同研究プロジェクトを主宰。大連海事大学、上海海事大学の客員教授も勤める。

著書・活動:

「海の安全管理学」、「操船の理論と実際」、「Theory and practice of ship handling (『操船の理論と実際』英語版)」がある。現在は、「災害時医療支援船構想」の実現を目指して、内閣府、国土交通省、地方自治体、日本の医療界(医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、透析医会)と連携して取り組んでいる。

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