災害時医療支援船構想実現へあと一歩
『災害時医療支援船構想』
~最終ゴールのテープを切るための詰めの道筋~
『災害時医療支援船構想』の取り組みは、その構想や活動が講演、出版物、マスコミを通じて一般の目に触れるようなって10年、そして、具体的な活動が始まってさらに10年が経過しました。この間の経緯と成果については各種論文、雑誌等に掲載されています。
『災害時医療支援船構想』は、いまや医療界の協力、国交省の努力を得て実現のステージに向かってその動きに加速がつき始めました。平成27年1月15日には、構想から実現のステージに向けて歯車を大きく動かすためにどういった課題を克服しなければならないかを話し合うシンポジウムが行なわれました。
シンポジウムの議論を振り返りながら『災害時医療支援船構想』の20年を解説し、最終ゴールのテープを切るための詰めの道筋について報告します。
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平成27年1月26日
【日経電子版に論説記事】
シンポジウムを受けて日本経済新聞論説委員久保田啓介氏が日経電子版に4ページの論説記事を掲載しました。
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平成27年3月
【雑誌海洋に論文掲載】
井上欣三名誉教授が、同窓会海洋会からの依頼を受けて『災害時医療支援船構想』の20年を解説する記事を執筆され、雑誌「海洋」3月号に掲載されました。
【雑誌「海洋」(No.891)】
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平成27年3月
【シンポジウム報告書に寄稿】
兵庫県医師会らは平成27年1月15日に、医療と船のタイアップを構想から実現のステージに向けて歯車を大きく動かすためにどういった課題を克服しなければならないかを話し合うためのシンポジウムを行い、その取りまとめを報告書にしました。
その中で井上欣三神戸大学名誉教授は、構想のゴールは目に見えるところまで来たものの、最終ゴールのテープを切るためにはもう一息、との考えを示し最後に残された詰めの道筋について報告されています。
***************************************************平成26年3月、平成27年3月
【2年度間にわたる国交省の努力】
国交省海事局内航課は、平成25年度に災害時の船舶活用の可能性と活用のあり方について審議し(座長:井上欣三神戸大学名誉教授)最終報告書を平成26年3月に公表しました。また、前年度に引き続き平成26年度には、船舶活用のニーズにマッチした船舶調達を迅速に進めるため、民間船のデータベースづくりや船のチャーターのマニュアル化に取り組み(座長:井上欣三神戸大学名誉教授)、その成果を平成27年3月に公表しました。また、ここでは、船を提供する事業者との調整についても審議され審議結果も最終報告書として公表されています。
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平成27年6月
【内閣官房からの期待】
内閣官房国土強靭化推進室では、災害に対するナショナル・レジリエンス(防災・減災)を確立するため、「国土強靭化 民間の取り組み事例集を取りまとめる作業を行いました。この中に内閣官房は『災害時医療支援船構想』の取り組みを評価し先導的な取り組みの好事例として掲載しました。
災害時医療支援船プロジェクト