平成26年春フレッシュマン研修で「操船の理論と実際」を講義

 
井上神戸大学名誉教授は、平成26年春に海事関連企業に入社した陸上新入社員研修において、そして、平成26年春から新たなカリキュラムではじまった1級〔8期生〕・2級〔1期生〕水先人教育において、自著『操船の理論と実際』の内容を講義されました。


陸上新入社員研修については、海事関連の陸上社員が体系的に勉強する機会がなかった「船の動かしかた、船の動きかた」についての知識や「船は動きにくく停まりにくい」といった運動面の特徴を、乗船経験のない陸上新入社員にぜひ研修させたいとの希望をうけて実施されました。

水先人教育における講義については、現役パイロットが中心となってパイロット後継者育成教育を実施するために設置された水先教育センターが、新たなカリキュラムを策定するなか、「水先人としての操船の考え方」「水先人が取り組むべき操船者としての科学的技術」「水先人として身につけておくべき操船のセンスと意識」をこれからの操船講義の核にしたいとの意向をうけて、今回は1級・2級水先人教育において『操船の理論と実際』を教科書に講義が行われました。

陸上企業新入社員研修、水先人教育の、それぞれにあわせた講義内容に、「さすがに操船界のファーストパーソンの授業」、「感銘を受けた」、「なるほどと思った」など感想を述べていました。

墓標安全から予防安全へ