操船の理論と実際」が海事奨励賞を受賞しました



2011年3月に成山堂書店から出版された井上名誉教授著「操船の理論と実際」が日本海運集会所2011年度住田正一海事奨励賞を受賞しました。この賞は、毎年すぐれた出版物を選定して与えられるもので、海事奨励賞は40年にわたる歴史があります。ほかに2002年から海事史奨励賞、2008年から海事技術奨励賞が創設されています。

受賞式は11月17日に東京小石川の日本海運集会所において行なわれました。住田海事奨励賞授与式の様子が、日本海運集会所のホームページにアップされています。
http://www.jseinc.org/jse/sumita/sumita1111.html

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■ 受賞式写真

 

授賞式

賞状

 

受賞に際して、井上先生の感想
「歴史ある価値の高い住田正一海事奨励賞に拙著を選定いただいたことは、私にとってはこの上ない栄誉であり、喜びにたえません。心からお礼申し上げます。海事社会における海上人材の継続性は海技の伝承なくしてはなりたちません。今回受賞の栄に浴しました拙著はその役割を果たすべく、操船のノウハウとノウホワイを中心に日本の海技者向けに著述しております。
しかし、この書物を日本国内にとどめず、これが、外国の船員にも広く日本の海技を伝承するための、いわば、日本発の国際的教科書ともなることを願って、現在、英語に翻訳し出版する計画を進めております。
栄えある住田正一海事奨励賞の受賞に勇気づけられたこの機会に、受賞著書の英語版出版を現実のものとして、日本の海事教育の国際貢献への一助とするべく努力する所存です。」

書籍