災害時医療支援船構想推進協議会の成果を(2014･5･17)フォーラムで報告することが決定しました

2013.10.29 災害時医療支援船構想推進協議会の成果を(2014･5･17)フォーラムで報告することが決定しました

１０月29日、兵庫県医師会館において兵庫県民の医療と福祉を守る会第３回県民フォーラム実行委員会が開催され、平成２６年５月１７日（土）14:00～17:00の予定でフォーラムの実施が決定されました。

テーマは「今、考えよう災害時医療」サブテーマは「船を活用した災害支援」とすることを企画案とすることが合意されました。

井上名誉教授は、兵庫県医師会、透析医会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、患者会、海事業界、国・地方の行政組織等の協力を得て組織した『災害時医療支援船構想推進協議会』の活動を2013年3月3日のキックオフミーティングにおいて一歩前に前進させました。

井上名誉教授の災害時医療支援船構想推進協議会に託すおもいは強く、
◆阪神淡路大震災以来、凡そ20年、被災者支援に船をどのように活用するかについて、その方向性を説いてきた。また、訓練などを通じたアピールも十分やってきた。その成果として、災害時船舶活用に対する社会的認知も広がった。
◆いまからは、いつまでも夢や期待を語るのではなく、それら提言の社会的実現に向けた国家的枠組みづくりへとさらに歩みを進めなければならない、そのための駆動エンジンを一刻も早く現実のものにしなければならない。
というものでした。

災害時医療支援船構想推進協議会の具体的な達成目標は、
◇被災地支援要員のための船上宿泊支援（ホテッルシップ）、
◇船上避難所において災害関連死を防ぐための医療・福祉の提供支援（ドクターシップ）、
◇人と物資の輸送支援（キャリーシップ）など、
民間船を活用した災害支援を政府の防災基本計画に法律として記載するとともに、国・地方の行政が必要な船をチャーターし船の提供者には確実に費用・補償の仕組みを担保することがゴールになっています。

これらは、いま、国交省と内閣府が連携して国に設置された検討会(井上名誉教授が座長を勤める)においてゴールに向けた検討が進んでいます。

井上名誉教授は５月１７日（土）予定のフォーラムにおいて、被災者支援への船の活用可能性とその実現に向けた国家的取り組みの枠組みと進捗、について基調講演を行い、あわせてシンポジストを担当する予定になっています。フォーラムでは、ほかに西村康稔内閣府防災担当副大臣が基調講演とシンポジストを担当されることになっています。