〇Inoue海事科学研究所(井上研究室)へのアクセス、コンタクト等については、トップメニューの【アクセス】ボタンをクリックしてください。
【海事社会・人材流】に、混迷する次世代海技者育成教育を展望した井上名誉教授のオピニオンを取りまとめました。
海事教育維新】に、海事教育機関が国際化を推進するための具体化案を提言しています。
〇【船だからできること】に、将来の海事社会における人材確保を展望した井上名誉教授のオピニオンを取りまとめました。
井上名誉教授著書のご案内をクリックすると「著書出版と購入のご案内」にジャンプします。

阪神淡路大震災から20年 

避難所船構想実現のステージへ 

―シンポジウム開催― 

上海海事大学 商船学部 胡 志武 v4

上海海事大学 商船学部 胡 志武

先生へ

暑中お見舞い申し上げます。

だんだん暑くなってきました。
先生をはじめ、研究室の皆様はいかがお過ごしですか?

大変ご無沙汰いたしまして申し訳ありません。

やっと落ち着いてきたところで、先生にちょっとだけ近況報告でもしようと思いました。

3月28日から、Director of on-board trainingとして、大学の練習船「育鋒」(M/V YU FENG)に乗船していました。

「育鋒」は練習船とはいえ、実はコンテナ船です。
今は中国の船会社(SINOTRANS)に傭船され、南京‐張家港‐釜山‐光洋航路に就いています。週に一往復です。

先輩が献身的に世話してくれたおかげで、僕が練習生たちを引率して、2回も韓国海洋大学校を見学しました。

6月終わり頃練習船から降りて今日までなんかバタバタしていました。

ご存知のように、中国の大学の殆どは、教授を含む全教員対象とした任期制を数年前から導入されています。

上海海事大学では、全教員が7月1日から新しい任期(2年)に入ったところです。

これからの任期に、僕は海事大学の品質管理室長に抜擢されました。

上海海事大学は、中国の海事大学の中では初めて、学部教育(特に商船学部の教育)について、1997年にISO9001の認証をDNVから取得しています。

認証評価機関は、大学の目標を含んだ点検・評価項目を年に1回評価します。
そのため、学内にも品質管理担当部門を設置し、PDCAを本格的に導入し始め、毎年度、自己点検・評価を実施します。

今まではのんびりと自主勤務を続けることができていますが、おかげで、これからは「坐班」【zuo(4) ban(1)】 、要は、毎日時間通り(朝八晩五)に出退勤しなければなりません。

こちらは、来週から夏休みに入ります。

9月始めに、新学期が始まり、新入生たちだけは新しいキャンパスに入ります。大学は新キャンパスに完全に移転するのは2008年度のことでしょう。

日々暑くなってきますので、お体をご自愛の上、お仕事に、ご活動に、益々のご発展をお祈り申し上げます。

研究室の皆様もお体を大切にがんばってください。

2007.7.13

中国 - China