ひょうご安全の日シンポジウム

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ひょうご安全の日推進事業シンポジウムが行われました。


2012年1月29日、ひょうご安全の日推進事業として、難病患者の災害支援シンポジウムが神戸市勤労会館で行われました。東日本大震災の被災地から東北大学病院宮崎 真理子先生がお見えになり「災害関連死を防ぐ」をテーマにご講演になりました。つづいて日本透析医会災害時透析医療対策委員会委員長山川智之先生、副委員長赤塚 東司雄先生から災害関連死を防ぐための遠隔地からの支援の実績と課題について講演がありました。

災害関連死をテーマに医療関係の先生方から貴重なお話を受けて、災害関連死を防ぐために船の活用は可能かどうかについて提言講演が井上欣三神戸大学名誉教授によりおこなわれました。

講演では、被災者の災害関連死を防ぐため、船を活用した支援を実現するための構想が披露されました。

                                                                       ■ひょうご安全の日シンポジウム(写真)

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■2012.1.29講演スライド

「災害時医療支援船構想推進協議会」発足が宣言されました。

講演で提案された災害時医療支援船構想(キャリーシップ、ホテルシップ・ドクターシップ構想)とは、被災患者の海上搬送に加えて、被災患者の避難生活・救護生活の環境改善を図ることを目的とした、船による海からの災害時医療支援の取り組みです。この構想は、これまで、兵庫県難病団体連絡協議会が事務局となり、医療界、患者会、兵庫県、神戸市の福祉・防災行政、国の運輸行政の協力を得て具体化に向けた検討会が開催されてきました。

このシンポジウムでは、これまでの災害時医療支援船構想検討会を「災害時医療支援船構想推進協議会」として体制を改め、災害時に船舶を活用することを自治体・国の防災計画に記載してもらうこと、そして、本構想を行政による公助のしくみとして実現させることをゴールとし、新たな枠組みから情報を発信、構想を実現させる体制として発足することが宣言されました。

■推進協議会発足パンフレット

■ 立ち上げ検討会プレス記事(神戸・朝日)

災害時医療支援船プロジェクト