(井上先生の定年退官(2009.3月末日)後における「新現役」としてのご活躍の様子をお知らせするページです)

2011.10.6 韓国でESモデルに関する特許を取得しました

2011.10.6 韓国でESモデルに関する特許を取得しました。
井上名誉教授は、安全性評価技法確立を研究の柱としてこられました。主な成果としては、係留索の破断確率および錨の走錨確率を指標とする船舶の係留時安全性評価モデルを開発され、海上交通と操船の安全問題に関しては、ESモデルとUSモデルを開発されました。
ESモデルとUSモデルは、海上交通工学的手法に操船技量、操船者の安全感覚といったヒューマン ファクターを組み込んだ新しい定量評価モデルです。これらのモデルは、沿岸域や狭水道だけでなく、港内のように地形的に制約された水域や交通が輻輳する場での操船の安全性を、一貫したアルゴリズムのもとで定量的に評価するためのモデルです。
このうち、USモデルは港湾や沿岸水域での交通輻輳に伴う操船の危険性を計算するモデルです。操船の危険度を事故発生確率を直接計算して評価する技法はユニークで、2007年国際学会で最優秀論文賞を受賞、その成果は国際的に認められ、そして、その技術は日本国内特許を取得しています。

日本特許USモデル

日本特許USモデル

一方、ESモデルを用いて港湾及び沿岸水域の交通輻輳に伴う操船困難性をリアルタイムに計算し、操船困難な様子をコンピュータディスプレイに表示する技術が、2011年10月6日に、韓国で特許認定されました。特許申請は韓国海洋大学校朴鎮珠先生、朴榮守先生、井上先生の共同申請です。
韓国特許ESモデル 2011年10月6日 特許第10-1072994

韓国特許証

韓国特許申請者

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