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阪神淡路大震災から20年 

避難所船構想実現のステージへ 

―シンポジウム開催― 

上海海事大学商船学部 胡 志武 v5  

china

上海海事大学商船学部 胡 志武さんからメッセージが届きました

 

井上先生、奥様
misako middletonさん

いよいよ今年も残りわずかとなりました。 もうあっという間に1年が過ぎようとしています。 先日、misako middleton から送られてきましたメールを拝読しました。

先生もお変わりなく、お元気でお過ごしのこととお喜び申し上げます。
http://www.sousenob.com/を見ると、「留学生からのお便り」は三年前のものでした。多忙だったとはいえ、近況の御報告が長らく途絶えておりましたことを深くお詫び申し上げます。 本日、諸々御報告させて頂きます。

今年10月8日より、私が上海市の党校(中国共産党の幹部を養成する機関)にて、三ヶ月の研修を受けることになりました。党校は、党員特に幹部に対する教育機関であり、不定期に数ヶ月か数週間の徹底研修を行ないます。
そこで机を並べた同期生は、将来の産官学の中堅幹部となって上海市に散ってゆきますが、党校時代の「人脈」があらゆる場面で生きてくるといわれます。党校の党内の位置づけや目的は、時代とともに変わってきました。開校当初は、党幹部の共産主義思想強化の場でした。鄧小平の時代になって、幹部への研修機関としての実務促進的な意味あいに変わってきています。
ソビエト連邦の崩壊がきっかけになって、現在の党校は、合理性をもった自己批判路線をとっています。共産党の一党支配体制を守りながら国家運営を持続させるための「変化する共産党」は如何にして可能かを探ります。
ダーウィンの進化論の核にある「強いもの、賢いものが生き残るのではない。自ら変化できるものが生き残る」という認識が党校の現路線です。
党校の規律が厳しいです。月曜日の朝から金曜日の午後まで、無許可で校門を出ることのが禁止されます。今月31日に研修終了式典が行われる予定です。
新年より大学に復帰します。2011年も、より一層の努力を重ねる所存でございます。
今後とも皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
取り留めのない近況報告でした。

胡 志武

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