日本透析医学会学術集会企画展示・海陸連携支援システム特別展示


第53回日本透析医学会学術集会シンポジウムと平行して、神戸国際展示場で開催された企画展示では、医療界と船の世界が連携して「災害時医療支援船構想」を実際に稼働させるために不可欠な「海陸連携支援システム」の特別展示が行われました。

「海陸連携支援システム」は、医療界からの患者搬送ニーズを受けて被災地に支援船を派遣し、患者を海上搬送する間の医療界と支援船間の情報連携を取りまとめる指令中枢(ヘッドクオーター)として、医療界のニーズと船による受け入れを相互調整する要(かなめ)となる機能です。

日本透析医学会では早くから「海陸連携支援システム」の意義を認識され、この機材なしには海上からの支援に際し医療者側のニーズは達成されないとの深い理解をいただいていました。第53回日本透析医学会学術集会特別企画展示の実施に際しては、海陸連携支援システムの機能の重要性を医療者側にアピールしたいとの意図から、本機材の展示が実現しました。

2008年6月20日(金)から22日(日)までの3日間の展示では、医療研究者、医師、看護士、臨床工学技師、透析資機材・薬剤メーカー、業界ジャーナリスト等々、関係者から熱心な質問を受けました。

災害時医療支援船プロジェクト