『災害時医療支援船』構想は、災害発生時に船舶を医療支援船に転用して、被災地の患者さん達の救援・支援にあたろうというものです。
今年度の主な事業は、災害時に維持透析が必要な慢性の透析患者さんを海上ルートで透析可能な近郊の病院に搬送し、また、被災地で必要となる透析医療資機材を船で輸送しようとするシステムづくりです。
この構想は、阪神淡路大震災の体験から当研究室の井上欣三教授が11年にわたり構想してきたもので、研究の途次、 多くの医療に関わるキーパーソンとの出会いが今実を結びました。
報告講演会は、平成18年2月12日(日)14時より、東京お台場の船の科学館マリンホールで250人以上が参加して行われました。
報告講演会では、今年度実施されたシステム構築のための検証成果が、井上教授のこのプロジェクトに賭ける想いと共にに熱く語られました。
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これに先立ち、震災から11年目の1月17日に相前後して、読売新聞と朝日新聞の朝刊第1面にこの取り組みが大きく取り上げられました。また、NHKがこのプロジェクトを特集し全国版で放映しました。井上欣三教授の取り組みが社会的に認められた瞬間でした。
災害時医療支援船プロジェクト