『透析医療資機材輸送懇談会』



2006年の1月14日、阪神淡路大震災から11年目を前に、神戸大学海事科学部総合学術交流棟5階会議室において「透析医療資機材輸送懇談会」が開催されました。

懇談会では、大規模災害発生により、透析施設が被災し医療材料や医薬品が不足する事態になった場合に、医薬品メーカー、医療材料メーカー、医薬品卸企業から被災地の医療機関へ海上輸送により透析医療資機材を輸送する際の問題点等について専門家による意見交換がおこなわれました。

具体的には、陸上部の輸送問題、海上部の輸送問題、海陸受け渡し接点における問題、情報連携の問題等について、神戸大学海事科学部井上欣三教授をはじめ、日本医会山川医師、赤塚医師、武田技師、そして医療資機材メーカーからの参加者によりプレゼンテーションがあり、活発な意見交換が行われました。

この討論の成果は、これまで実施してきた災害時における透析患者の海上搬送とともに医療資機材を海上ルートで輸送する支援計画に組み込まれます。

災害時医療支援船プロジェクト