わくわく調査船プロジェクト 2005

昨年、〈社〉日本港湾協会企画賞を受賞した「わくわく調査船プロジェクト2004」に引き続き神戸大学海事科学部と発達科学部、国土交通省近畿整備局、大阪市、神戸市などの後援を得て 「わくわく調査船プロジェクト2005」が実施されました。このプロジェクトは、阪神間から公募された中学生が調査隊員となって、神戸大学海事科学部附属練習船「深江丸」で港を巡りながら、港や海・船にまつわる「人・もの・こと」について調査(体験・学習)を行うとともに、隊員による調査結果を、中学生が感じた「港・海・船の過去~現在~未来のすがた」として社会に発信し、港や海の新たな魅力つくりに役立てることを目的としています。



中学生の調査隊員(28名)を5グループに分け、発達科学部の学生5名をグループリーダーとしてチームを編成し、①重化学工業、②観光・レジャー、③交通、 ④食文化、⑤信仰を対象とした調査チームに分かれて活動を行った。神戸港と高松港を調査対象地域として、それぞれの調査対象ごとに見学調査し、調査結果をまとめた。海事科学部の学生5名は、深江丸の運航の他、発達科学部の学生とともに、船内生活指導、調査活動の支援にあたった。

11月に調査隊員らによる調査結果発表会が実施される予定です。

将来の継続実施を考慮して、今年度から企画委員会を中心とした実施体制とし、後援団体も以下のように強化、拡充されており、なかでも今年度から、神戸大学海事科学部と発達科学部が連携し、企画・実施に両学部の教員、学生が参加するのが特徴です。



委員長     井上欣三  神戸大学海事科学部学部長
委 員     和田 進   神戸大学発達科学部学部長
                瀬尾卓也  国土交通省近畿地方整備局港湾空港部部長 
                佐藤友美子 サントリー次世代研究所部長



委員長 廣野康平  神戸大学海事科学部助教授
委 員 矢野吉治  神戸大学海事科学部附属練習船「深江丸」船長
委 員 奥田 薫   国土交通省近畿地方整備局港湾空港部 地域港湾空港調整官
委 員 中平浩之  国土交通省近畿地方整備局港湾空港部 港湾空港振興室副室長 
委 員 竹村健治  国土交通省近畿地方整備局港湾空港部 港湾空港振興室技官
委 員 久保和弘  神戸大学発達科学部附属住吉中学校教諭
委 員 岩井哲也  神戸大学発達科学部附属明石中学校教諭
委 員 宮本信治  (財)大阪湾ベイエリア開発推進機構 企画調査部部長
委 員 高田よし恵 (株)生活環境文化研究所
委 員 虎石 薫   (株)生活環境文化研究所


後援団体

■国土交通省近畿地方整備局 ■瀬戸内海海の路ネットワーク推進協議会
■神戸大学海事科学部 ■(社)神戸港振興協会
■神戸大学発達科学部 ■(社)神戸海事広報協会
■国土交通省近畿運輸局 ■(財)大阪湾ベイエリア開発推進機構
■国土交通省神戸運輸監理部 ■大阪市  ■神戸市

◎乗船者

調査隊員(中学生)   28名
学生リーダー       10名
実施部会委員        8名
乗組員             12名
合計                       58名

◎日程

7月23日(土) 事前オリエンテーション(海事科学部)
8月 3日(水) 神戸大学海事科学部→神戸港中突堤D岸壁(神戸港調査)
8月 4日(木) 神戸港→高松港中央埠頭
8月 5日(金) 高松港→(北備讃瀬戸大橋・南備讃瀬戸大橋周回)小豆島・池田湾錨泊
8月 6日(土) 池田湾錨地→神戸大学海事科学部(船内発表会)
11月 「わくわく調査船プロジェクト2005」報告会
(中学生がまとめた調査結果を社会に発信)

 

「船は学びの場」