附属明石中学校・海事科学部学習連携プロジェクト 『深江丸フローティングスクール』 2006



今年度 科研(奨励研修)に、附属明石中学校(城 仁士校長)が「深江丸を使った連携学習」をテーマに、井上欣三教授を研究指導者として提出した申請が採択されたのを受けて、去る7月27日~29日の2泊3日の日程で「深江丸フローティングスクール」が実施されました。

27日は、オリエンテーションで船内生活の心得やグル-プ活動、共同生活の心遣いなどを学び、操船シミュレータ体験などのあと、深江キャンパスに停泊中の深江丸に宿泊しました。夜は連携学習のテーマである「現在地を見つける方法」について学びました。

28日は、朝9時に深江キャンパスを出航後、早速、夕べ学んだ位置の見つけ方を応用して、実際に深江丸の位置を船上から見つける事にチャレンジしました。その後、神戸港見学、明石大橋をくぐりながら海から明石中学を確認するなど日頃経験出来ないことや異なる視点で新しい体験がいっぱいでした。その夜は小豆島池田湾で錨を降ろした船上で宿泊し、大学生との交流会も行われました。

29日は、朝の涼しい内に、昨日学んだ方法とは違った方法でも位置を見つける事が出来ることを学び、池田湾を囲む山や岬を利用して確認しました。その後、航海体験をしながら舵をとったり、機関室を見学したり、楽しい思い出をいっぱい深江キャンパスに持ち帰りました。帰港後は大掃除をして、城校長先生も交えて閉校式を行いました。

この取り組みには、附属明石中学校1~3年生の生徒22名が参加し、明石中学からは米田淳二副校長、田中克己数学科教諭、長田真紀英語科教諭、百元三記養護教諭が乗船され教育活動を実施されました。海事科学部からは井上欣三教授、廣野康平助教授、世良亘助教授が乗船し協力しました。

深江丸矢野船長、有田機関長、その他乗組員、それにこの活動に補助学生として世話をしてくれた5名の4年生学生達にこころから感謝致します。

深江丸フローティング  ↓↓↓クリック

「船は学びの場」