TRM 安全講習・意見交換会・新しい研修法提案と研修効果の評価について


組織における安全管理をチーム力により向上させる考えは、職務種類の如何に関わらず共通しているとの認識のもと、海上でも、陸上でも、また、現場で働く者にも組織管理に当たる者にも、誰にでも共通する根幹思想を総合化、体系化した神戸大学バージョンTRM(Team Resource Management)研修を、琵琶湖汽船株式会社の協力を得て、実施してきました。一連のTRM研修は、

  • チームとして関わるメンバーは全員が等しく受講し、皆が同じ意識レベルに立つ
  • 半年及び一年のインターバルで、意識のリフレッシュのための講習を行う
  • 継続的に再研修を実施することにより、意識の持続を図る

という神戸大学バージョンTRM(Team Resource Management)研修指針に沿って、1年少しの期間をかけて計画的に実施してきました。

2006年12月、2007年2月、2007年3月の3回にわたり、琵琶湖汽船株式会社海上職員 及び、陸上職員を対象に座学による安全研修を実施した。その際、座学研修前後に受講者の意識の変化をアンケート方式により調査した。



その後、約半年経過後の2007年7月には、講義による意識改革が日頃の職務実践の場で、行動に生かせているかどうかをアンケート方式により調査した。



以上のような系統的な研修実施について、これまでに実施した研修の方法並びに内容の妥当性について受講者の意見を収集する場を設け、併せて、琵琶湖汽船における船舶運航の安全管理に関して講演会を実施した。


墓標安全から予防安全へ