神戸大学バージョンBRM・TRM 研修を設計・提供


≪海上・陸上を問わず、現場から管理者まで、あらゆるチーム、組織に共通する根幹思想を総合化・体系化しました≫

平成9年(1997年)に東京湾で発生したダイアモンドグレース号座礁事件を契機に、BRM (Bridge Resource Management) 研修は、国内に広く知られるようになりました。それ以降今日に至るまで、井上研究室では、この種研修のあるべき方向性をテーマに研究を進めるとともに研修効果の評価についても検討を行ってきました。

ここに至り、日本ヒューマンファクター研究所 桑野偕紀副所長の協力の下、その集大成として、神戸大学バージョン・TRM(Team Resource Management)研修を完成し、これを企業研修のプログラムとして本格的に実施してきました。

組織における安全管理をチーム力により向上させる考えは、職務種類の如何に関わらず共通しているとの認識の下、神戸大学バージョンTRM(Team Resource Management)研修は、海上でも、陸上でも、また、現場で働く者にも組織管理に当たる者にも、誰にでも共通する根幹思想を総合化、体系化したものです。

神戸大学バージョンTRM研修は、チーム力による問題解決に主眼をおき、ヒューマンエラーの発生防止に備えるためのハザードマネジメント(Hazard Management)と生じたエラーを事故に結び付けないためのエラーマネジメント(Error Management)の概念に基づく意識改革、行動への定着を目標とした研修として設計しています。

研修内容

(1)≪知識獲得・意識改革≫を目標とした講義主体の短期集中型の研修
(2)≪本質の理解を実践的演習の場で定着させる≫ための操船シミュレータを用いた研修
(3)≪本質の理解を日常の行動に活かす≫ため、個々人の行動様式を実務のなかで点検分析するフォローアップ研修
で構成されています。

研修方針

◆チームに関わるメンバーは全員が等しく受講し、皆が同じ意識レベルに立つ
◆半年、および、一年のインターバルで意識のリフレッシュのための講習を行う
◆継続的に再研修を実施することにより意識の持続を図る。
を指針としています。


墓標安全から予防安全へ