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阪神淡路大震災から20年 

避難所船構想実現のステージへ 

―シンポジウム開催― 

「災害時医療支援船構想」患者訓練航海:徳島 - 2008.3.22-23


徳島訓練:平成20年3月22日(土)・23日(日)

支援船
神戸大学海事科学部附属練習船「深江丸」
  • 450総トン(全長49.95m)
  • 速力13.0knots【時速25km/h】
  • 定員62名


徳島訓練(2008.3.22-23)

徳島県の透析医療関係者と連携しながら神戸大学海事科学部附属練習船「深江丸」を使用して、徳島港で訓練を実施した。県庁、警察、消防の協力の下、当日の参加者は総勢60名を超えた。尚、前日は、深江丸船内に於いて講演を中心とした事前会議が行われ30名以上が参加、うち24名は深江丸にて宿泊訓練に参加した。

実施場所

徳島県立中央病院、徳島赤十字病院、主会場は、徳島港沖州東岸壁。及び、同岸壁に係留された神戸大学付属練習船「深江丸」

訓練概要

徳島地域に災害発生時、他地域への患者搬送訓練。及び、他地域に災害発生時、他地域から徳島地域への患者搬送受け入れ訓練

今回の特徴

  • 神戸大学海事科学部「海上支援ネットワーク」(代表:神戸大学大学院 海事科学研究科教授 井上欣三)と徳島県との災害時医療における海上からの支援に関する協力協定が締結されたのを機に、訓練を実施。
  • これまでの訓練は、平生は健常者である慢性腎不全患者を近郊の港に搬送し維持透析を確保するための搬送訓練航海であった。
  • 今回は、クラッシュ症候群などによる緊急透析を要する患者を対象に、医師によるトリアージのもとで海上搬送可能な患者を選別しながら船による海上搬送を行う為の訓練である。
  • 訓練には、徳島地域の透析医療界(日本透析医学会、日本透析医会等)、県庁、警察、救急、船舶関係者(神戸大学)など多くの関係者が参加。
  • この訓練を通じて、医療技術者とそれ以外の関係者との意思疎通を的確に図ることの必要性を認識する。
  • 直接関係者は60名以上が参加。
  • なお、前日の3月22日には、徳島港沖州東岸壁に係留された神戸大学付属練習船「深江丸」において事前会議が行われ、本活動のこれまでとこれからについて講演を中心に意見交換が行われる。30名以上が参加する。

■スケジュール


国内活動 - 2007年度