待望の新刊ー「操船の理論と実際」が出版されました

発刊にあたって ―著者よりひとこと―

このたび、成山堂書店より拙著「操船の理論と実際」を刊行することができました。操船論の教科書は、岩井操船論、本田操船通論がこの世界の双璧でした。岩井操船論、本田操船通論以来のおよそ40年ぶりの本格的な操船教科書の出版ができたとよろこんでおります。先人が著された2冊の双璧の教科書の後継の書として、関係者のお役に立てば幸いです。

 
本書の内容

操船実務者、または、これから操船を理解しようとする人が、基本的に必要となる操船に関する科学的知を論理的に解説し、そして、海上で実際の船を動かす際に、データに裏付けされた操船を実践するための「理論と実務」を結ぶ架け橋の書となっている。

執筆のねらい

本書は、釣り合いの力学に基づく解説をベースに運動力学への論理的展開を解説し、そして、データに基づく操船実務への応用に資することができる教科書づくりを新しい狙い目として執筆している。

本書の特徴

「操船論」は水先人、船長、航海士など、実際に操船に携わる者にとって絶対に学ばなければならない教科である。また、造船技術者が性能の良い船を作 ろうとするとき、そして、港湾技術者が操船しやすい水域施設を設計しようとするとき、船はどのように動かされ、実際どのように動くのかを知るうえで、是非 とも学ぶべき教科である。本書は、操船に関する科学的知識を論理的に解説し、そのうえで、「実際に船はどううごくのか」といった関心にも理解が届くような 構成になっている。特に、船種船型が多様化するなか操船者がどのような船を操船するにせよ、事前にそれらの船の操船特性を把握しておくことは、データに裏 付けされた操船の実践には欠かせない。その意味から、本書では、各種船舶の操船性能についてデータベース化を図っている。



 

『操船論』は、操船者自身の知識と技術を高めることに主眼を置いた学問です。しかし、これからの操船者は、自船1隻を安全に操縦する視点に加えて、さらに、海の社会を予防安全に導くプロフェッショナルとしての意識に立つことが望まれています。そのためには、操船者としての[知識―技術]を体系化した本書『操船の理論と実際』とともに、海技者としての[技術―意識]を体系化した『海の安全管理学』も合わせてお読みいただくことをお勧めします。

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海の安全管理学 - 操船リスクアナリシス・予防安全の科学的技法 

 

海の世界を予防安全に導くために必要な『管理(マネジメント)』の科学的手順と技法を解説。海の社会の安全を支える人たちへの指針書。 

 

井上欣三著  成山堂書店(2008年9月末)出版2,520円 発売中 

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